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そこでぶつかることもあるんですけど、彼らはそういう未知なるものを自分のものにするということに喜びを感じてくれる人たちなので、自然とまとまっていますね。 ―今回のGANGA ZUMBAの1stシングル「シェゴウ・アレグリア!〜歓喜のサンバ〜」のコンセプトは? 世の中の音楽チャートとかシーンを見ていると、悲しみとか苦しみを癒してくれる音楽がたくさんあるなぁと思うんですよね。音楽にはそういう力があるので、それはいいことなんですが、GANGA ZUMBAは、人を慰めたり、癒すというよりは、どちらかというと起ち上がらせるという感じ(笑)。辛いのも分かるけど、立って歩こうよっていう。
ブラジルの人たちがそうなんですね。くよくよしている暇があったら新しいこと始める感じ。僕はそっちの方がいいなと、健康的だと思うんです。
―歌詞をみるとせつない印象で、でも曲はテンションが上がるような明るい感じに仕上がっていて、そのギャップみたいなものを感じたのですが。
サンバって、そういう音楽なんですよ。ポルトガル語が分からないと楽しい音楽だと思いがちなんですけど、実はものすごい貧しさの中から生まれてきた音楽ですから。
1年のうちの350日以上は辛いけど、カーニバルの一週間だけは自分も光を浴びて主人公になれるっていう。悲しみや苦しみが深い分、喜びの時の輝きの振れ幅が大きいんですよね。
僕もこの曲でそういう部分を表現したいなと思いました。この曲は半分くらいブラジルで録音してきたんですけど、今年は日本人がブラジルに渡ってちょうど100周年という記念の年で、まさに日本とブラジルが一緒に力を合わせて作った曲なので、そういう意味でも今年にふさわしい曲になったと思います。
―宮沢さんは曲を作られたり、演じられたり、歌ったりと表現の幅が幅広いのですが、そのエネルギーはすべて同じの場所から生まれてくるのですか?別の自分ですか?それとも同じ自分なのですか? 同じなんじゃないでしょうか。
僕は人間が大好きだけど、その反面大嫌い。地球上のすべての問題は人間が引き起こしているわけですし。だからこそ僕は、その両方を歌いたいんですね。どちらかだけでは嘘になるし。自分が苦しんだり悩んだりしている原因を作っているのは人間じゃないですか。鳥や木のせいじゃないし。でも人間を信じられるから乗り越えられるっていう。「人間が大好きだけど、人間が大嫌い」。それが僕の正直な気持ちですね。両方の気持ちを歌えたら最高だなって思います。 |