スペシャルインタビュー vol.1
Flower studio「HEART」主宰 山上樹一
Q1 仕事内容を具体的に教えて下さい。
そうですね、簡単に言うといわゆる“お花屋さん”になるんでしょうけど、具体的にはホテルやウェディング会場、レストランなどのフラワーコーディネートを手掛けたり、ウェディング会場をどのように装飾したら良いかを提案するコンサルティング業務も行っています。もちろん通常の展示会やパーティー会場などのコーディネートも手掛けています。実際にフラワーショップやフラワーコーディネートに関するスクールも経営しています。
山上樹一 Q2 この仕事を始めたきっかけは何ですか?
元々は某外資系航空会社に勤務しており、アメリカなど海外での仕事が多かったです。実はその頃は全くと言っていい程「花」には興味がありませんでしたね。その当時、たまたまお付き合いしていた女性が花好きで、その影響もあって自分でも少しずつ興味を抱くようになっていきました。
そして、30代手前に差し掛かった頃、改めて自分のこれからの人生を見つめ直す機会があり、“お金”か?“やりがい”か?ってなった訳です。特に勤め先に不満や不安が強かった訳ではなかったのですが、一度きりの自分の人生、成功するかどうかはもちろん当時は分かりませんでしたが、思い切って転身する事を決意しました。 それが「フラワーコーディネーター 山上樹一」の出発点です。
Q3 この仕事の「やりがい」は何ですか?
仕事とは言え、気持ちを込めて作ったブーケや花束をお客様が喜んで下さる事がやはり一番嬉しいですし、そんな瞬間にやりがいを感じます。自分がこの仕事を始める一つのきっかけが、好きな女性が花好きだった事もあり、花を好きな女性は純粋に可愛いと思いますし、花をもらったり、花束を作ってもらって喜んでいる女性の姿を見ると何だか嬉しくなってしまいますね。その様なシーンを多く見る為にこの仕事をしているのかもしれません。
花は日常生活に必要不可欠なものではありませんが、そんな花だからこそ、興味を持ってライフスタイルの一部としている女性を見ると、本人の気持ちに“ゆとり”があって素敵だなぁ、と思ってしまいます。世の中にそんな素敵な女性が増えれば、僕ら男性陣からしてみればとても喜ばしい事でもありますしね(笑)。
Q4 この仕事の「難しい」事は何ですか?
言葉で表現する事は簡単ですが、お客様にオーダーされた事をイメージ通りに「花」というツールを使って形にしなくてはならないので毎回毎回緊張感がありますよ。例えばどんなブランドをとってみても、必ずブランドイメージが存在しますので、それと少しでもかけ離れた作品に仕上がってしまうとブランド価値を損ねてしまう場合もあります。ですから、案件の大きさに関わらず常にお客様の事をしっかりと理解する事も大切ですし、臨機応変に色々なものを創造できる様な柔軟な思考も必要になってきます。その為、時間さえあればたくさんのものを見たり触れたりして自分自身に新しい刺激を注入する様に心掛けています。インテリアやディスプレイ、ファッション、小物など、機会があれば海外まで見に行く様にしています。
山上樹一 Q5 この仕事を通して実現したい事は何ですか?
一企業の経営者としては、この分野において「HEARTに頼めば間違いない」と、言われる様なデザイナーズ集団を目指しています。一フローリストとしては、今まで日本人が手掛けた事がない様な事、例えばオスカーやアカデミー、パリのオペラ座などの会場コーディネートを是非やってみたいですね。
また、花を通して人々が優しくなれる環境を作っていきたいと思っています。NYでの事ですが、ある場所にバラ園を作ったところそのエリアの犯罪が減少したというデータがあります。今、悲しい事に世界の多くの場所で犯罪や戦争が耐えません。小さな事だとは思いますが、そんな場所にどんな形でもいいのでお花畑を作りたいですね。いつか必ずそのお花畑に水をあげるような人が出てきて、周辺に住む人々の心を優しい気持ちにしてくれるはずです。その事でほんの少しだけでも荒んだ空気が癒されたらいいのですが・・・、本気でそんな風に考えています。去年、実際に試みようと行動をしたのですが、危険度が高くて政府に反対されて実現できなかったので、今度は違った方法でトライしてみようと検討中です。

Q6 今後の展開を教えて下さい。
現在、ありがたい事に全国各地で仕事をさせて頂く場所を設けてもらっています(ブログでも色々と紹介していますのでチェックして見て下さい!)。全国の方からお呼びが掛かるのは非常に嬉しいですね。今後も時間の許す限り全国を駆け回り、多くの方と花を通しての時間を共有したいと思っています。また、自分の作品をお見せするだけではなく、花と日常を融合させた新しいライフスタイルの提案を積極的に行なっていきたいです。花好きの素敵な女性が全国各地に増えてる事を願って(笑)。
山上樹一 Q7 プライベートでは何をされていますか?
普段は非常にオンタイムが長い上に気を張り詰めて作業をしているので、体力的にも精神的にも疲労が溜まりますね。ですので、たまにあるオフタイムではその疲労をしっかりと取り去る事をしようと思っています。愛犬(ミニチュアダックス2匹)とのんびり散歩をしたり、ドライブして海を見に行ったりと色々ですね。最近ではメディアに出る機会も多くなってきたので、ウェイトを落とす為にジム通いもしています(というか、スタッフからの半ば業務命令・・・)。社会人になってからは生活圏が日本ではなかった為、またしばらく海外で生活がしたいとも思っています。できれば花好きの可愛い彼女と一緒に・・・、ちなみにまだ独身なもので(笑)。
「ビューティーファン」と言うだけあって、“美”に対しての意識が高い女性の方々がサイトの読者になっていらっしゃると思いますので、更にキレイになれる為のきっかけを僕なりに提供できたらと考えています。お金を使うだけでなく、外見も中身も美しくなる為の努力をして頂けたら嬉しいですね。その傍らに花があればいいな、と思います。ワンポイントレッスンや読者の為のオーダーメイド花束作りなど色々企画していますので是非楽しみにしていて下さい!

Profile
1996年 「花」に関心を持ち、渡欧。ドイツ・オランダ・ベルギー・フランス・イギリスと花店および花業界を学ぶ。帰国後、花店に勤務。
2000年 北関東を中心に複数のフラワーショップをオープンさせ、以後、雑貨感覚の「花」および「食と花の融合」をテーマとしたショップを展開。また、以前より要望の多かったウエディング事業に着手し、関東圏内を中心に幅広く活躍。
2003年5月 青山スパイラルホールにてフラワーショー「MOVEMENT 2003」開催。500名を超える入場者を記録し、業界内にて高い評価を得る。また、自身の作品集「So flowers・・*―It’s my way…It’s my heart…」(フォーシーズンズプレス社)を全国書店より発売。
2005年1月 約3週間に渡って京都伊勢丹にて開催された「The 40th Anniversary 桂由美の世界展」の会場装花を担当。3月には花フェスタ2005岐阜の総合監修を勤めつつ、デモンストレーションをするなどイベントにも参加。
2006年3月 北京にて開催された「20周年記念 Yumi Katsura Paris Collection in Beijing」のブーケを担当。
2006年9月 大阪なんば丸井オープンにあたり、店内装飾のフラワーグラフィックのフラワーデザインを担当。
2006年9月 大連で行われた「世界ファッションウィーク」で開催された「桂由美ブライダルコレクション in 大連」のブーケ担当。


Mass communication connection
■テレビ
・グッドルッキングクラブ(NTV 07/6/9, 07/6/16 OA)
・世界バリバリバリュー(TBS)
・金のA様 銀のA様(NTV)
・たけしの誰でもピカソ(TX 04/6/11 OA)
・榊原郁恵・井森美幸が行く英国・女を磨いて極上の旅(CX 04/2/29 OA)
・汐留スタイル(NTV 04/2/17 OA)
・ジャスト(TBS 03/6/9 OA)

■ラジオ
・レレレのレ(フラワーデザイナーのお仕事)(QR 04/2/14、21 OA)

■雑誌・書籍
・花パレット(婦人生活社)
・HANAKO(マガジンハウス)
・マリクレール(アシェット婦人画報社)
・女性セブン(小学館)03/12/25発売
・ベストフラワーアレンジメント(フォーシーズンズプレス)
・GLITTER(トランスメディア)

■イベント
高島屋・三越・伊勢丹・そごう 等全国百貨店にて開催中
恵比寿スタジオ


Publications
So flowers・・*―It’s my way…It’s my heart… So flowers・・*―It’s my way…It’s my heart…
(フォーシーズンズプレス2003年5月発売)
山上 樹一 フラワーデザインレッスン 山上 樹一 フラワーデザインレッスン
(新星出版社2005年3月発売)